Linuxコマンドの紹介です。ここで紹介しているコマンドを
一つでも多くマスターすると、Linuxを使うのがとても楽になります。
これで、あなたもLinuxサーバー管理者への一歩を踏み出せます。




No.017
  ファイルの内容を画面ずつ表示する  


■-- 文法 --■

less (オプション) ファイル名

            例)
                lessnew_file.txt
                  
                  ※▲はスペースを表してます。





オプション

-c 1行ずつ画面表示しないで、画面をクリアして表示する

-e ファイルの最後を2回表示すると終了する

-E ファイルの最後を1回表示すると終了する

-f テキストファイル以外にも警告を表示しないでファイルを開く

実行例







# pwd         ←現在のディレクトリを表示します /var/log # ls -l messages    ←「messages」ファイルの詳細を表示します -rw------- 1 root root 70652 12月 11 23:29 messages # less messages ←「messages」の内容を画面ごとに表示させます Nov 25 02:33:52 snoopy syslogd 1.4.1: restart. Nov 25 02:33:53 snoopy syslog: syslogd startup succeeded Nov 25 02:33:53 snoopy kernel: klogd 1.4.1, log source = /proc/kmsg started. ******************************** おぼえると便利なオプション ********************************  画面をクリアして表示する # less -c messages Dec 12 00:15:13 snoopy syslogd 1.4.1: restart. Dec 12 00:21:46 snoopy su(pam_unix)[2661]: session opened for user news by 表示するときに画面を一回クリアしてから内容を表示します。 コマンド操作しているとファイルの内容を表示した箇所と、いままで表示していた 画面の区別がつかない場合が良くあります。そんなときにこれをつかうと画面に表 示されるのはファイルの中身だけですので、わかりやすいと思います。 前回紹介した「more」とおなじファイルの内容を画面ずつ表示するコマンドですが オプションが多少違います。どちらかというと「more」の方が「less」よりも使い やすいかもしれませんね。 いろいろなオプションがありますから、自分に合うほうを使うと良いでしょう。 とりあえず、両方つかってみてください(笑)


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