Linuxコマンドの紹介です。ここで紹介しているコマンドを
一つでも多くマスターすると、Linuxを使うのがとても楽になります。
これで、あなたもLinuxサーバー管理者への一歩を踏み出せます。




No.022
  テキストファイルをソート(昇順)する  


■-- 文法 --■

sort (オプション) (開始位置 終了位置) ファイル名

            例)
                sortfile.txt
                  ファイル内容をソート(昇順)する
                  ※▲はスペースを表してます。





オプション

-b 行の頭の空白を無視する

-f 大文字、小文字を区別しない

-o ファイル名 指定したファイルにソート結果を出力する

-r 逆順にソートする(降順)

-t 文字 指定した文字を区切りとして、フィールドを判断しソートする

実行例






「sort.txt」ファイルの内容を昇順で並び替えます。

$ cat sort.txt ←「sort.txt」の内容を表示します 9 8 7 6 5 4 3 2 1 $ sort sort.txt ←「sort」コマンドを実行します 1 2 3 4 5        ←「sort.txt」の内容が昇順で表示されます 6 7 8 9
上のコマンドだけだと「sort.txt」の内容を昇順にして表示するだけです。 だから、実行した後にファイルの内容を表示させても、実行前とかわりません。 sortの結果をファイルにするには下のコマンドを実行するとできます。 『sort sort.txt > sort2.txt』
$ sort sort.txt > sort2.txt $ cat sort2.txt 1 2 3 4 5   ←「sort2.txt」のファイル内容が表示されます 6 7 8 9
●リダイレクト機能 コマンドラインで「>」を使うと「sort sort.txt」の結果を「sort2.txt」に 格納しなさいという意味になります。 これは「標準出力」といわれるリダイレクト機能の一つになります。 これを覚えると、コマンドの結果をファイルに格納することができるので 色々な場面で役に立ちます。 たとえば、ファイルの一覧を作りたいという時には 「ls -1 > file_list.txt」 と実行するとファイルの一覧をもったファイルを作ることができます。
$ ls -1 > file_list.txt ←「ls -1」を標準出力で実行します $ cat file_list.txt   ←「file_list.txt」の内容を表示します clamav-0.65 clamav-0.65.tar.gz file_list.txt sort.txt sort2.txt
●いろいろあなた自身で試してみてください。 ○降順に並び替える 「sort -r sort2.txt」 昇順に並び替える方法があれば、降順に並び替える方法もあります。 そのオプションが「-r」です。
$ sort -r sort2.txt 9 8 7 6 5 4 3 2 1



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