Linuxコマンドの紹介です。ここで紹介しているコマンドを
一つでも多くマスターすると、Linuxを使うのがとても楽になります。
これで、あなたもLinuxサーバー管理者への一歩を踏み出せます。




No.026
  コマンドが格納されているディレクトリを表示する  


■-- 文法 --■

whereis (オプション) コマンド

            例)
                whereisls
                  「ls」コマンドが格納されているディレクトリを表示する
                  ※▲はスペースを表してます。





オプション

-b コマンドファイル格納ディレクトリーのみ検索する

-m オンラインマニュアル格納ディレクトリーのみ検索する

-s ソース格納ディレクトリーのみ検索する


実行例






$whereis ls ←whereisコマンドを実行します
ls: /bin/ls /usr/share/man/man1/ls.1.gz
   ↑    
 ココがコマンドが格納されているディレクトリです。

「/usr/share/man/man1/ls.1.gz」はオンラインマニュアル格納ディレクトリー
を表示しています。

--------------------------------------------------------------------------

■オンラインマニュアルとは、Linuxに最初から用意されているコマンドの説明書
 です。参照するには、「man コマンド」を実行します。

 たとえば、「ls」コマンドのマニュアルを見たい時は、「man ls」と実行
 します。

 オプションの確認や、コマンドの意味をど忘れした時なんかに使うと
 とても便利です♪


■whereisコマンドは、指定したコマンドがどこのディレクトリにあるのか
 調べたいときに使います。


■自宅サーバーを構築している方で、CGI環境を作ったことのある方なら
 わかると思いますが、perlプログラムを設定するときにパスを修正す
 ると思います。

 perlプログラムの1番上にある「#!/usr/local/bin/perl」の部分です。

 このperlのパスを調べるときにもこの「whereis」は使えますよ。

--------------------------------------------------------------------------

$ whereis perl ←whereisコマンドを実行します
perl: /usr/bin/perl /usr/share/man/man1/perl.1.gz
      ↑    
  ココがperlが格納されているディレクトリです。

--------------------------------------------------------------------------

「#!/usr/local/bin/perl」→「#!/usr/bin/perl」

 このサーバーで、perlプログラムを実行する場合、パスは
 「#!/usr/bin/perl」を指定してあげると良いことがわかります。



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