Linuxコマンドの紹介です。ここで紹介しているコマンドを
一つでも多くマスターすると、Linuxを使うのがとても楽になります。
これで、あなたもLinuxサーバー管理者への一歩を踏み出せます。




No.028
  メールを送受信する  


■-- 文法 --■

mail (オプション) 送信先アドレス

            例)
                mailpakira
                  ユーザpakiraへメールを送信する
                  ※▲はスペースを表してます。





オプション

-b 指定したアドレスをBCC宛てにする

-c 指定したアドレスをCC宛てにする

-s タイトル名 タイトル名がメールの表題になる


実行例






「mail -s Title webmaster@linux-topics.com」

--------------------------------------------------------------------------

$ mail -s This is TEST webmaster@linux-topics.com ←「mailコマンド」を実行します
これはテストです。メールコマンドはいろいろな使い方がありますよ。

       ↑メールの本文を書きます。
        書き終えたら「Ctrl」+「D」を押します。

Cc:  ←「Cc:」が表示されるので、もう一度「Ctrl」+「D」を押します。

$   ←プロンプトが表示されたらメールが送信されます。

送った先のメールを確認してみてください。
あなたがテストで送ったメールが届いていると思いますよ。

「-s This」はタイトルを設定しています。
この例だと、メールのタイトルは「TEST」で届きます。


■他のオプション
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-b  指定したアドレスをBCC宛てにする 
-c  指定したアドレスをCC宛てにする 
------------------------------------

■覚えておくと便利なテクニック
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$vi message  ←「vi」エディッタで「message」ファイルを作ります。

ファイルに定型メッセージ書くとこんなことができます。

 ↑メッセージはなんでもいいんですが、今回は

  「ファイルに定型メッセージ書くとこんなことができます。」

  と入力しました。

$ cat message | mail -s testmail webmaster@linux-topics.com

 ↑のコマンドは「cat message」の結果をメールの本文にして、
 「mail」コマンドで送信する方法です。
 こうすることで、定型のメッセージを送れるようになります。

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 これを応用すると、いくつか定型文を書いたファイルを用意して
 おいて、シェルスクリプトの処理結果によって、送信するメッセ
 ージを変えるということもできます。
 
 ※「|」はパイプといって、コマンドの結果を次のコマンドへ渡す役割
  をしています。

 他にメッセージだけじゃなく、システムログやファイルの内容を
 メールで送るなんてこともできます。

 cat /var/log/messages | mail -s log webmaster@linux-topics.com
 ↑Linuxサーバーのメッセージログを、メールで送信しています。
  
 ※注意
  ・送る内容はセキュリティーの面から気をつける必要があります。
  ・サイズがあまり大きいものを送るのは止めましょう!

■catコマンド
http://linux-topics.com/command/command/015-cat.htm


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