スイッチとは
ネットワーク機器メーカー各社がパンフレットなどで使っているスイッチ製品に関する言葉をひろい集めてみると、実にさまざまな用語が使われていることに気がつきます。こうした用語は正しく理解しておかないと、スイッチ製品選びの際に混乱の元になるのでしっかりと理解する必要があります。そこで、最初にスイッチに関する用語について一通り整理してみましょう。
「リピータハブ」は物理層(レイヤ1)で動作し、これを使うことでイーサネットのケーブル長の制限を越えてネットワークを構築することができるようになります。リピータハブの場合、カスケード接続できる段数には制限があり、10BASE-Tなら4段まで、100BASE-TXなら2段までとなる。
これに対し「スイッチ」はデータリンク層(レイヤ2)で動作し、リピータハブのような段数制限はなくなります。これは、スイッチではMACアドレスを使ってデータの送り先ポートを識別し、それ以外のポートにはデータを送信しない仕組みになっているので、コリジョンを低く抑えることができるからです。一方、「ルータ」はネットワーク層(レイヤ3)で動作し、IPアドレスを使ってパケットを転送しています。つまりスイッチ間(LANセグメント間)でデータを移動することができる装置なのです。
最近スイッチがよく使われるようになった理由として、リピータハブと比べてコスト高という従来のデメリットが解消されつつあることと、ハードウェアで処理するスイッチのほうがソフトウェアで処理するルータよりもレスポンスが高いことが挙げられます。
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スイッチ IT用語辞典
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