セキュリティ監視
コンピュータウイルスに関するマスコミ報道が頻繁に流れるようになり、実際に悪質なEメールを受け取った経験を持つユーザーが自分の身近にも増え始めてきたことから、今さらコンピュータやネットワークのセキュリティ対策の重要性について説明する必要はないだろう。国際社会においてもまったく同じ状況で、たとえば、先日ハンガリーのブダペストで開かれたサイバー犯罪国際会議で提出された「サイバー犯罪条約」には、日米欧などの30カ国が署名した。
この条約はインターネットを利用した国際犯罪に対して各国が共同して対処するためのもので、システムへの不正アクセスやデータの不正傍受/改ざんなどを国内法で禁じるよう義務づけ、また、捜査当局が通信事業者にコンピュータ情報の発信源などを開示させるための国内法整備も求めている。
こうした状況の中、企業のコンピュータシステムを運用管理している担当者たちはセキュリティ対策を進めていかなければならないが、このとき問題になるのは、最新のセキュリティ情報を常に収集分析するだけのパワーと能力があるかどうかという点だ。
というのも、セキュリティ対策の1つの特質として、昨日までは完璧だったセキュリティ対策が、新しいセキュリティホールが発見された途端、今日にはまったく意味をなさなくなる事態に陥ることが結構頻繁に起こるからである。
それでは、システム管理者が収集しなければならないセキュリティ情報には、どんなものがあるのだろうか。その一部を以下に列挙してみよう。
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セキュリティ監視 IT用語辞典
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