パフォーマンス管理
パフォーマンス管理が何を行うものかといえば、従来は次の3点が重視されていたといえるだろう。
● パフォーマンス(レスポンス、スループット)の低下を検出し、原因を割り出す。
● リソースの利用状況をモニタし、分析してリソースの過不足のない最適配備を行う。
● システムの能力を最大限に活用するためにシステムパラメータの設定を最適化する。
これらの点はメインフレーム中心の基幹系システムに不可欠な視点であるが、現在基幹業務への適用が進んでいるオープン系システムでも、可用性の確保と信頼性の維持のために同様に重要視されるようになっている。また、これに加えて特にWeb系システムの場合はサービスレベルの維持・向上がビジネス遂行上の重要な課題とみなされるようになっており、この意味でのパフォーマンス管理は従来なかったほどの緻密さで考えられるようになってきた。
このような環境の中でオープン系システムのパフォーマンスを保ちながら運用管理コストを抑えていくには、大別すればシステム側とネットワーク側のパフォーマンス管理が必要になろう。ネットワークは情報システム部門の管轄の外にある要因も大きく関係するため、これについては次の機会に紹介することとし、今回はシステム側であるサーバーやDB、アプリケーションなどについてパフォーマンス管理を考えてみよう。
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