非接触型ICタグ
今回は、新聞各紙をはじめ多くのマスメディアで紹介されている「ICタグ」の基礎知識を詳しく解説していきたい。まずは、ICタグ関連の用語を整理して、その歴史的な背景とともに、注目を集めている理由を紹介していこう。
ICタグを語る上で理解しておきたい用語
まずは言葉の整理をしておきたい。ICタグを語る上で必要な用語として、ICチップやICカード、RFIDなどといった言葉が飛び交うことが多い。これらを整理して紹介しよう。「ICチップ」とは、CPUを内蔵しているものもあるが、主にデータを格納するためのメモリと考えていただければ間違いない。このICチップと無線を拾うためのアンテナが一体化されているものが、ICタグとなる。「ICカード」は、ICタグと同じ機構で動作するもので、JRが利用している定期券・プリペイドカード機能を持つ「SUICA」などがこれに該当する。ICタグとICカードは区別が付きにくくなっているものの、基本的には人間が生活の場で利用する、カード型のものがICカード、モノにつけてバーコードなどの代わりに利用が期待されているものがICタグとして理解していただきたい。最後に、「RFID(Radio Frequency Identification)」とは、ICタグを使った非接触の無線通信による識別技術のことを指すもので、特定のデバイスを指す言葉ではない。
さらに詳しい続きを読むには↓をクリック
非接触型ICタグ
|