WAN・MANとNASによる情報共有
前回はLANを中心としたネットワークの構成や、ネットワークにおける集中処理と分散処理、さらにはネットワーク管理ツールの必要性について学んだ。
今回は、まず、LANという限定された領域に敷設されたネットワークの枠を超え、よりグローバルな視野で見たネットワーク構成について話を進めてみたい。
LAN普及で発生した新たなニーズ
前回説明したLANは、現在では、大手企業のほぼ100%に普及するまでになった。
しかしLANとは、限られたエリア内に敷設するためのネットワークであることから、企業によっては、このままでは有効利用ができない場合も少なくない。
たとえば、全国に支社を持つ企業においては、本社のみにLANを敷設したとしても、支社を含めた業務処理を自動化することは難しい。また、各々の支社にLANを敷設したとしても、それらが単独で機能するものであれば、全社的な一元管理は難しいだろう。
このため、本支社すべてのLANはを相互接続することで、できれば1つの大きなネットワークとして機能させたいというニーズが浮上することとなる。しかしながら、単なるLANの構築とは異なり、例えば、東京本社のLANを、博多や札幌支社のLANと接続するには、各々約1,000kmにも及ぶケーブルや伝送施設が必要となるはずであり、膨大なコストがかかることは目に見えている。
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