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  『Apacheでマイwebサーバーをつくろう!2』 〜 だれでもできるApache最新版のインストール、起動、終了 〜

前回は、Apacheとはどうゆうもので、Webサーバーとはどうゆうもの
なのかを、ご紹介しました。

Webサーバーがなければ、あなたの大好きなWebサイトや、あなたがつくった
ホームページを見ることができないことや、そのWebサーバーをつくるための
ソフトウェアが、「Apache」だということです。

今日は、そのApacheの最新バージョンのインストール方法、起動、終了
方法をご紹介します。

◆Apacheの最新版インストール
このメルマガをよんでいる方の多くは、おそらくRedHatやTurbolinuxを使って
いると思います。(私が勧めているから!?(笑))
Linuxをはじめるために・・・

今回のApacheの紹介は、バージョン1.3系で進めていきます。でも、Turbolinux7
以降のバージョンとRedHat8以降のバージョンでは、収録されているApacheの
バージョンが違います。(^^;)
(Turbolinux7は1.3系、RedHat8では2.0系を収録しています。)


本当であれば、rpmというパッケージをつかったインストールをするほうが
簡単で、良いのですが、今回はバージョンに差があるため、統一するために
もApache1.3をソースコードからインストールする方法をご紹介したいと思います。


ソースコードとは人が書いたコンパイル前のプログラムの状態のことをいいます。
たとえば、C言語で書かれたプログラム、Javaで書かれたプログラムなどがそうです。
コンピュータは、このソースコードを直接理解することはできません。
理解させるにはコンパイルを行い、0と1だけのバイナリ形式にする必要があります。


■Apacheのソースコードの最新版を入手する

http://httpd.apache.org/dist/


へアクセスして、2003年10月1日現在、最新版の


     『apache_1.3.28.tar.gz』


をダウンロードします。

ダウンロードが終了したら、apache_1.3.28.tar.gzがあるディレクトリで


#tar -zxvf apache_1.3.28.tar.gz


とコマンドを入力して、ダウンロードしたファイルを解凍します。
すると、下のようなメッセージがたくさん表示されると思います。

apache_1.3.28/src/support/rotatelogs.c
apache_1.3.28/src/support/rotatelogs.dep
apache_1.3.28/src/support/rotatelogs.dsp
apache_1.3.28/src/support/rotatelogs.mak
apache_1.3.28/src/support/SHA1/ apache_1.3.28/src/support/SHA1/convert-sha1.pl
apache_1.3.28/src/support/SHA1/htpasswd-sha1.pl
apache_1.3.28/src/support/SHA1/ldif-sha1.example
apache_1.3.28/src/support/SHA1/README.sha1
apache_1.3.28/src/support/split-logfile
apache_1.3.28/src/support/suexec.8
apache_1.3.28/src/support/suexec.c
apache_1.3.28/src/support/suexec.h
apache_1.3.28/WARNING-WIN.TXT


次に、


# cd apache_1.3.28/


と入力して、ディレクトリを移動します。


# ./configure --enable-module=so


と入力します。実行キーを押すと、また下のようなメッセージが
表示されます。

+ adding selected modules
+ using system Expat
+ using -ldl for vendor DSO support
+ checking sizeof various data types
+ doing sanity check on compiler and options
Creating Makefile in src/support
Creating Makefile in src/regex
Creating Makefile in src/os/unix
Creating Makefile in src/ap
Creating Makefile in src/main
Creating Makefile in src/modules/standard


# make


と入力し、コンパイルします。

そして、コンパイルが終了すると、いよいよインストールです。


# make install


と実行します。そして、最後にしたメッセージが表示されると
インストールは成功したことになります。


+--------------------------------------------------------+
| You now have successfully built and installed the
| Apache 1.3 HTTP server. To verify that Apache actually
| works correctly you now should first check the
| (initially created or preserved) configuration files
|
| /usr/local/apache/conf/httpd.conf
|
| and then you should be able to immediately fire up
| Apache the first time by running:
|
| /usr/local/apache/bin/apachectl start
|
| Thanks for using Apache. The Apache Group
| http://www.apache.org/
+--------------------------------------------------------+

※本来であれば、「#(root)」にて行う作業は、最後の「make install」
 のみでいいのですが、便宜上すべてroot権限で実行してます。


■Apacheの起動と終了
インストールが無事に終了したら、今後は実際に下のコマンドを入力して、
Apacheを起動してみましょう!

● 『起動』
/usr/local/apache/bin/apachectl start

● 『終了』
/usr/local/apache/bin/apachectl stop

『起動』コマンドを実行後、ブラウザを立ち上げて、サーバーのIPアドレスを
指定します。Linuxサーバー自身でインストールをした場合は、

  『http://localhost/』『http://127.0.0.1』

と入力します。また、ネットワーク上のサーバーを指定する場合には
サーバーのIPアドレスを入力します。

私の場合には、
   
  『http://192.168.2.102/』

となります。
あなたの環境にあわせて、IPアドレスを変更してくださいね(^^

Apacheのインストールが成功していると、下の画面と同じ
ものが表示されます。



apacheのテスト表示ページ、これが表示されればOKです!


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