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カラーレーザープリンター

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カラーレーザープリンター

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すでに枯れた技術であり、製品としては安定感のあるプリンタ。その中でもオフィスユースで主流となっているのがレーザープリンタである。調査会社の調べでも、全体的に成熟感のあるプリンタ市場の中で、カラーレーザープリンタは、低価格、高速化、高画質化を背景に、大幅にその出荷数を伸ばしている。そこで今回は、カラーレーザーを中心に、印刷方式の分類やその仕組みなど基本的な知識をおさらいしながら、現状での印字速度、画質、価格帯などの相場観を、最新事情とともに解説する。そして、プリンタメーカー各社がオススメする旬のカラーレーザープリンタ13機種を一挙に紹介する。

カラーレーザープリンターとは

まずは、プリンタの基本的な仕組みをおさらいしよう。一般にプリンタは、印字方式によって「インパクト方式」と「ノンインパクト方式」に、印字単位によって「シリアルプリンタ」と「ページプリンタ」に分類される。

「インパクト方式」とは、機械的な力で印刷する方式で、ドット（点）の組み合わせで文字を表現し、ヘッドを紙へ打ちつけて印刷する。MS-DOS時代はこの方式が主流であったが、印刷音が大きいため、今は個人用としてはほとんど利用されていない。しかし、カーボン紙を挟んだ複写式の用紙に印刷可能なため、経理伝票や納品書の印字など、業務用としては現在も利用されている。「ノンインパクト方式」は、機械的な力ではなく熱や電気的な処理で印字したり、インクを噴射させて印刷する方式で、現在の主流の印字方式である。

一方、「シリアルプリンタ」と「ページプリンタ」は、1行ずつ印字するか１ページずつ印字するかの違い。印字速度は、シリアルプリンタの方が遅く、ページプリンタの方が速い。

サイクル（1ドラム）方式

4サイクル方式は、CMYKの4色が一体となった印刷ユニットを利用し、各色の印刷ユニットを回転させてカラー印刷を行う方式。4サイクル方式のカラー印刷は、回転の作業を伴うため、モノクロ印刷との大きな速度差が生じる。従って、モノクロ印刷速度はとても速いが、それに比べてカラー印刷は遅い。1回に1色、計4回の印刷工程を繰り返すので、単純に考えた場合、カラー印刷はモノクロ印刷の4倍の時間がかかることになり、モノクロが毎分24枚印刷のプリンタならば、カラーは毎分6枚の印刷ということになる。しかし、用紙の同じ個所で色が重なるので、色ズレや色ムラが発生しにくく、高画質が得られやすい。

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