13.Fedora Coreとは?
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Redhat Linuxが消える!?最近騒がれているFedora Linuxとは
RedHat Linux9のサポート期間が2004年 4月30日にで終了することを、あなたは知っていますか?
え?もう知ってる?
そうですか、、、。Linux好きのあなたらもう知っていますよね(笑)
でも、Redhatのサポートサイトを見ると、不思議なことが起こっています。
Redhat Linux9のサポート終了日が決まっているのに、次期バージョンのRedhat Linuxがリリースされていません。
『どうゆう事なんでしょうか?』
いままでなら、次期バージョンのLinuxをリリース後に、旧バージョンのサポートが終了するというのが普通でした。
次期バージョンがリリースされずにRedhat Linux9サポートが終了!?
もしかして、Redhat Linuxが消えてしまうのではないか?
そんな風にも思える状態です。
でも、安心してください。Redhat Linuxはなくなりません。
今までのように一般向けのRedhat Linuxは「Redhat Linux」という名前ではリリースされなくなるだけです。
Redhat Linuxは名前を変え、後継版「Fedora Core1」として生まれ変わります。
「ん?でも、なんでFedora Core1なんてまったく違う名前になったんだ?」
なんで、まったくなじみのないこんな名前にしてしまったんでしょうね。
Redhatとなんの関係もないような名前。こうなった経緯には、RedHat社の今後の方針が大きくかかわっています。
いままでのRedhat社は一般向けに販売していたRedhat Linux、無償版Redhat Linuxでは利益がほとんど出ていませんでした。
それもそうかも知れませんね。Redhat Linux9は¥6,800、無償版は無料ですから(笑)
Redhatのビジネスのやり方として、まず、無償版Linuxをリリースして一般ユーザに広く使ってもらい、さらに、本格的にシステムを導入する場合に有償版のProfessional版、Enterprise版を勧めるという形式をとっていたのですが、無償版Linuxから本格的な有償版へ移行する人が少なく、利益につながらなかったのです。
つまり、利益のほとんどは企業向け「RedHat Enterprise Linux」で出していたんですね。
そこで、Redhat社は利益の出しにくい一般向Red Hat Linuxの開発をコミュニティに任せリリースサイクルの短縮とコスト圧縮を目的に2004年 4月30日をもって一般向けのRedhat Linuxのサポートを終了することにしたわけです。
利益率の良い企業向け「RedHat Enterprise Linux」に専念することでビジネス傾向を強めたかたちに方針を変更したんですね。
いくら、Linuxディストリビュータとはいえ会社ですから、利益追求のためには仕方ないことだったのかもしれません。
では、なぜ新Redhat Linuxは「Fedora Core」と言われるのでしょうか?
そのためには、「Fedora Project」(https://fedora.redhat.com/)を知らなければなりません。
「Fedora Project」とは
「Fedora Project」の前身「Fedora」は、ハワイ大学の学生Warren Togami氏を中心につくられた独立研究プロジェクトです。主な活動としてRedHat Linux9用にアドオンと強化パッケージを提供するプロジェクトでした。
今回、新たに設立された「Fedora Project」はその「Fedora」と「Redhat」の利害関係が一致したために設立されたプロジェクトです。
Redhatがスポンサーとなり「Fedora Project」の開発資源、編集監督と管理を行い、最新オープンソース・テクノロジを積極的に取り入れる研究を目的とした活動を行います。
そして、その成果を信頼性が必要とさせる有償版「RedHat Enterprise Linux」に採用するというものです。
Redhatにとって「Fedora Project」とは「Fedora Core」を通して行うフィールドテストの場と考えてもよいかもしれません。
また、逆に「Fedora」にとっては、資金に困ることがなく、研究、開発に専念できるというメリットがあり、まさにお互いの目的が合致した結果になったわけです。
「Fedora Core1」とは
「Fedora Core1」とは、従来無償で配布されていたRedhat Linuxをベースとして開発された、Linuxです。つまり、Redhat Linux9の後継版にあたるわけです。
主な特徴としては、研究を目的にしているため、最新のオープンソース・コミュニティのパッケージを積極的に採用しています。
言ってしまえば、Redhatのテスト環境的な面がありますから、最新パッケージを採用するというのは納得できますよね。もちろん、コミュニティによる開発ですから、無償で使うことができます。
私も早速「Fedora Core1」の本を買ってきました。まだ、そんなにいじっていないのですが、Redhatとの変更点はあまり無いように感じられました。すぐに、「Redhat Linux」から「Fedora Core1」へ乗り換えな
くても良いとは思います。
でも、いずれは「Fedora Core1」に移行しなければならないということは憶えておいてくださいね。だって、これからのインターネットサイトの情報は「Fedora Core1」の話題が中心になってきますから。
私が買ってきた本 ↓↓↓
[ 自宅サーバーfor Linux―Fedora Core 1で作る ]
写真と絵をたくさん載せたわかり易い構成になっています。初心者のあなたに一番必要ポイントなのは『わかり易い』ということです。解説の意味がわからなくても、直感的にやりたいサーバーが作れる。最初はそこからはじめるだけで十分です。無理なくLinuxをはじめられる、そんな本です。
ちなみに、今後リリース予定されている「Fedora Core2」にはLinux カーネル2.6が採用される予定になっています。
※Fedoraの商標はRedHatが所有しています。
※フィールドテスト...
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