テレビ会議システム
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テレビ会議システム
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遠隔地から会議に出席する際の交通費や宿泊費などのコストや移動に要する時間的ロスや不在時の業務停滞、また企業のトップを形成するヒューマンリソースが1ヶ所に集中することのリスク。確かに一堂に会して会議を行うことのメリットは計り知れないが、デメリットもまた少なくない。従来型の高価で実用的とは言い難いシステムから大きく様変わりし、そんな問題を一挙に解決するビジュアル・コミュニケーションツールとして、またビジネスチャンスを生み出す汎用性の高いツールとして、テレビ会議システムに対する期待が一挙に高まってきた。今回は、テレビ会議システムのから導入に際しての選択ポイントまで詳しく紹介する。
テレビ会議システムとは
「テレビ会議システム」と聞くと、大がかりな装置や通信衛星を利用したシステム、あるいは高価なわりに画像や音声の質が悪く実用的ではない、といったイメージを持つ人も少なくないのではないだろうか。 しかし、技術の進歩による低価格化・小型化、またブロードバンドによる高速アクセス回線や常時接続環境の整備に伴い、以前とは比較にならないほど実用的になっている。
一般的に、遠隔地にいる相手と顔を見ながら会話できるシステムを「テレビ会議システム」と総称している。しかし、ベンダー各社は、品質が格段に向上している点を強調するため、「ビジュアル・コミュニケーション・システム」、「ビジュアル・コラボレーション・システム」などの名称を用いている。それには、かつてのシステムと区別することで “高くて使えないシステム”というネガティブイメージを払拭したいという思いがあるようだ。
実際に、家庭向けの遠隔授業を行っている英会話学校の例でもわかるように、「遠隔地にいる相手と手軽にコミュニケーションがとれる汎用性の高いツール」として、またLANやADSLを利用して常時接続できることから、テレビ会議だけでなく部門・支店間の日常的なミーティングに、あるいは監視用モニターとしても活用するなど、その用途はさまざまなジャンルに広がっている。
技術革新と低価格化
テレビ会議システムが急速に注目されてきた最大の理由は、ここ数年間で、システム自体の価格が200?600万円程度(※2拠点の場合)と以前の半額以下になったことが挙げられる。例えばリース契約なら月額4?12万円程度で済み、月数回の出張会議のコストと比較しても充分すぎるほどのメリットがある。
また、専用会議室や特大スクリーン、設置工事などを必要とした大がかりなシステムからモニター上に設置できる端末へと製品の小型化が進み、簡単に導入できるようになった点も見逃せない。
さらに最近のシステムは、ISDN回線の利用やIP接続(LAN・WAN)も可能で、従来より大幅に通信コストが下がったことも大きな要因と言えるだろう
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