フューチャーキャストシステム
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フューチャーキャストシステム
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フューチャーキャストシステムとは、愛・地球博の三井・東芝館に設置されている映像アトラクションで使われている世界初のエンターテインメント映像システムのこと。脚本：村井さだゆき、コンセプトデザイン：シド・ミード、音楽：千住 明、テーマソング：大貫妙子、プロダクトデザイン：小林誠・・・といった内外の一流スタッフが作り上げたフルCG映像ストーリー『グランオデッセイ』の中に来場者を出演させるために開発されたもので、あなたそっくりの登場人物が宇宙船船長役の加山雄三と共に、スペースチャイルドアドベンチャーというストーリーの中で活躍する様子を観客として楽しむことができる。
フューチャーキャストシステムとは
フューチャーキャストシステムは、三井グループのもと、電通、電通テックを中心に早稲田大学理工学部森島研究室、シリコンスタジオ、ビノアズールなどが参画して約2年の歳月をかけて完成した。
フューチャーキャストシステムでは、最初に来場者1人ひとりの顔を立体撮影してCG処理した後、システムが自動的に性別や年齢などを判断し、『グランオデッセイ』の中の20人の登場人物の中から、そのときの来場者構成をベースに自分に一番近いプロフィールをもった登場人物にキャスティングされる。つまり、配役は早い者勝ちで決まるのではなく、撮影の順番にも左右されない。配役の結果、男性には男性の声優、女性には女性の声優の声が割り当てられる。
ここで、配役によって登場場面に差が出るのではないかとちょっと心配になるが、すべての出演者がほぼ均等に画面に登場するように工夫されているので心配無用だ。
また、男女の判別は、目や口の形状と顔の骨格情報をベースに総合的に判断されるが、最終的な判断はアテンダント（オペレーター）がシステムの判定結果と実際の来場者を確認して、場合によっては変更を加えている。
このように、フューチャーキャストシステムは誰でも参加できるエンターテイメントであり、性別、年齢制限、肌の色、目の色による制限もない。ひげやホクロなどはそのまま再現される。
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