RASとRADIUS認証
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RASとRADIUS認証
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前回までは広域ネットワークやWANの種類、その必要性と技術を解説してきた。今回は、はじめにxDSL、CATV、FTTHなどWANに対するアクセス形態について整理しよう。そのうえで、FWAに代表される無線によるアクセスやアナログ専用サービス、HSD、DAなどの専用線によるアクセスを解説する。そして、こうしたアクセスの際に重要となるユーザー認証について、RADIUSを中心に機能や仕組みをわかりやすく説明していく。
RASとRADIUS認証とは
第17回以降から前回までの講座において、WANやWANに付随するさまざまな知識を学んできた。今回は、WANに対するアクセス形態について今一度整理しておくことにしよう。
インターネットが専用線などのWANサービスによって構築されていることから、インターネットへのアクセス形態は、そのままWANへのアクセス形態と考えることができる。そして、このアクセス形態には、電話回線やISDN、xDSL、CATVやFTTHなどがあり、みなさんにとって馴染みの深いものではないだろうか。
ここでは、まず最初にxDSLとCATV、FTTHについて整理しておこう。
xDSL
ADSLはすでに一般に浸透しているが、なかでもDSL(Digital Subscriber Line:デジタル加入者線)とは、加入者線を利用してデジタル情報をやり取りするためのもので、米国のベル通信研究所が中心になって開発された技術である。
ADSLはDSLの1つの方式であり、他にHDSL(High-bit-rate DSL)、SDSL(Symmetric DSL)、VDSL(Very high-bit-rate DSL)などの種類があり、xDSLと総称している。WANへのアクセスには、ADSL以外にも、SDSLに対応するものも存在する。
話をADSLに戻そう。
ADSL(Asymmetric DSL)とは、日本語では「非対称デジタル加入者線伝送方式」と呼ばれ、既存の固定電話の加入者線を用いることで、インターネットなどへの高速な常時接続環境を実現するための技術である。ADSLは、新しい技術が日進月歩で投入され、通信速度を急速に上げてきている。
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