WAN接続口と広域イーサ概要

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WAN接続口と広域イーサ概要

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多くのプロトコルで接続することができるWAN。しかし、ユーザーがアクセスするたびにプロトコルを意識しながらWANへ接続するのは大変手間のかかる作業だ。その手間を解消するために、現在利用されているWANには標準的なインターフェースが設けられている。第19回では、そんなWANインターフェイスについて、詳しく解説していく。また、イーサネットをそのままWANに展開することが可能なレイヤー2ネットワーク「広域イーサネット」について、その特徴や仕組みを紹介していく。

WAN接続口と広域イーサ概要とは

WANとインターフェース
第17回講座以降、WANが、離れた場所に構築されたLAN同士を相互的に接続したり、広域に点在する多拠点同士のデータ通信などを容易に実現する広域ネットワークであることを説明してきた。今回は、WANに対する接続部分に注目することで、WANの理解をさらに深めていくことにしよう。

WANには多くの種類が存在し、各々のWANでは、独自のプロトコルが採用されている。このためWANを利用するには、まずこれらのプロトコルに準じた接続を行う必要がある。ただ、ユーザーが接続するたびにプロトコルを考慮しなければいけないとなると、使い勝手が悪いうえ、ユーザー側の操作がWANに何らかの影響を与える可能性もある。

そこでWANでは、規格化された接続仕様を採用し、これに準じてさえいれば、どのような機器を用いたとしても接続できるような仕組みを定めている。このような、物と物との接続条件をインターフェース(interface)と呼ぶ。

ユーザーがWANを利用する場合、これらのインターフェースに準じた機器を介しさえすれば、比較的容易にWANへの接続が可能となるわけだ。

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