バックアップの効率化
万が一のデータ喪失を防ぐためにバックアップはどのような企業でも必須の作業。しかしバックアップすべきデータが日々増え続けるなかで、バックアップについて次のような事柄が問題視されるようになってきた。
● 分散しているシステムそれぞれを担当者がバックアップする方式ではコスト高になり、同時にオペレーションミスなどによる失敗を招きやすい。
● バックアップすべきデータ量の増大により、バックアップ時間が増え続けている。場合によっては夜間などの業務が停止している時間帯をフルに使っても必要なバックアップがとれなくなる可能性がある。
● テープ本数が増えることによって、整理、保管に関するコストが上がっている。また迅速な復旧を行いたいシステムリカバリの際に、テープが多いと読み込みに時間がかかりすぎ、またミス、エラーが生じやすい。
● システムリカバリが必要になったときのリストア作業が煩雑なうえ長時間かかり、業務に影響が出やすい。
これらの問題は、テープドライブの数を増やすなどの対策だけでは解決できず、運用ポリシーとシステム構成を含めたバックアップの仕組みの再考を迫っている。より多くのデータを扱いながら、信頼性・可用性を損なわずにコスト最適なバックアップを行うことが、これからの運用管理に求められているのだ。
これらの問題に対してとるべき対策は、要点だけあげれば次のようになるだろう。おそらくほとんどの運用管理技術者は一度は考えたことがあるのではないだろうか。
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