ブロードバンド
(1) 専用線インターネット接続が、専用線を使ってプロバイダに接続し、プロバイダを経由してインターネットに接続するのに対して、OCNエコノミーではOCNという網サービスに接続する形態をとり、インターネットとはOCN網を経由して接続する。
(2) 専用線インターネット接続では、専用線の容量分だけの帯域が確保されているのに対して、OCNエコノミーは帯域をシェアリングする「ベストエフォート型」という通信サービスの新しい考え方をとっている。
OCNエコノミーに人気が殺到したのは、そのコストパフォーマンスの良さが決定的だったからだ。当時、専用線インターネット接続が、回線料金+プロバイダ接続料金をあわせると月額10万円から20万円程度だったのに対して、OCNエコノミーは月額3万8000円(のちに3万2000円)。その差は歴然としていた。中小規模企業やSOHOにインターネット常時接続を普及させた功績は大きい。
ADSLやFTTHなどのブロードバンドの登場は、OCNエコノミー登場を超える出来事だろう。とくに先行したADSLは、月額1万円以下で1.5Mbpsという帯域を、しかも常時接続で提供した。そのコストパフォーマンスの良さは圧倒的だった。当初は限られた地域でしか提供されていなかったが、NTT東西日本のフレッツで採用されてからは、全国規模で展開されるようになり、企業ネットワークの観点からは支店・営業所レベルでの導入も考えられる。
さらに詳しい続きを読むには↓をクリック
ブロードバンド
|