SSLアクセラレータ
インターネットでは、WebサーバーとInternet ExplorerなどのWebブラウザとの間はHTTP(HyperText Transfer Protocol)というプロトコルで通信が行われている。しかし、HTTPにはメッセージを暗号化してプライバシーを保護するための手段がないので、サーバーとクライアントとの間でメッセージを盗聴されてしまう危険性がある。そこで、インターネット上で安心してクレジットカード番号などを送信できるように通信トラフィックの機密性を提供するためのプロトコルが開発された。それがSSL(Secure Sockets Layer)だ。SSLはHTTPの拡張機能ではなく全く別のプロトコルとして、ネットスケープコミュニケーションズ社によって開発されたものだが、現在ではInternet Explorerをはじめとするいろいろな環境で採用されている。SSLの最新バージョンは3.0で、その後、IETF(The Internet Engineering Task Force)によってSSLの標準化が進められ、SSLバージョン3.0の次のプロトコルとしてTLS(Transport Layer Security)バージョン1.0が発表されている。なお、SSLバージョン3.0とTLSバージョン1.0との間には大きな差はないが、TLSはInternet Explorer5以降でしか利用できず、実際のところはまだ普及していない。このほかSSL以外にもEnterprise Integration Technologies社が開発したSecure HTTPというセキュリティプロトコルもあるが、現在ではSSLが主流になっている。
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